小学生の英語教室の選び方は?環境や指導法で比較検討すると失敗なし!
日本で生まれ普通に育つ環境で、子どもが英語を学習するというときの大事なポイントについてお話します。
ここでお話しするポイントを参考に、子どもの英語教室を探すといいですね。
日本での英語学習環境とは
まずは世界の英語学習者の環境からみてみましょう。
第二言語として学ぶ環境
専門用語でESL(English as a Second Language)といいます。
英語圏の国(アメリカやイギリス、オーストラリアなどの英語が母語の国)で、英語を学ぶ環境です。
例えば、日本人の家族がアメリカ転勤に家族で引っ越し、アメリカで生活しながら英語を学ぶ場合。
アメリカには様々な国からの移民がいますので、その人たちにとっても英語を学ぶ環境はESLになりますね。
学校や職場、生活の中で必然的に英語を使う環境です。
外国語として学ぶ環境
専門用語でEFL(English as a Foreign Language)といいます。
英語以外の言語が母語の国で、英語を学ぶ環境です。
例えば日本や韓国、中国で生まれ育った人が英語を学ぶ場合。
母語がヨーロッパ言語で文字がアルファベットの国だと、少しは楽でしょうね。
母語と英語の音域が近いと学習が楽になるのです。
両親が日本人で普通に日本で生まれ育つ子どもにとっての英語学習は、ほぼEFL、外国語として英語を学ぶ環境にあります。
学習環境の違いで教授法も異なる
英語の指導法には大きく分けて二つの違いがあります。
ESL環境での英語指導法
アメリカでは移民に英語を教える歴史の中で、ESL前提での英語教授法がたくさん研究されました。
様々な国と言語の人たちに指導するのですから、学習者の母語はほぼ使われません。
英語を英語だけで教えて理解させる教授法です。
長い歴史の中で研究され今も改善されながら進歩を続けています。
EFL環境での英語指導法
さて一方、EFL環境である日本です。
国によってさまざまあるでしょうが、日本についてお話します。
日本にはとても長い「翻訳の文化」があります。
古くは漢語を日本語に置き換えて読む法を生み出したり、すごく翻訳技術の優れた国なのです。
その歴史からか英語においてもまず翻訳ありきとなったわけです。
- 英語を日本語に和訳する。
- 日本語を英語に英訳する。
これが日本の英語学習の基本とされてきました。
これが尾を引いて、実は現代の日本人の英語学習を困難なものにしています。
いつまでも困難なままじゃ進歩がありませんね。
ちゃんと研究され改善を続けているのでご安心ください。
今は英語を英語だけで教えて理解させる教授法に傾きつつあるという感じですね。
ただその技術を持つ英語の先生が圧倒的に少ないのが大きな問題です。
じゃあ、EFLでもESLでも教え方は同じになる?ということにはなりません。
日本のようなEFL環境では、圧倒的に英語に触れる時間が少ないからです。
さらに、日本語と英語の音声音域がかけ離れていることも重要なポイントです。
英語を英語だけで教えるにしても、そのやり方で効果に大きな差が出ます。
16年児童英語教室を続けた中でも変化はありました。(今も指導法の勉強は継続中です。)
つまり、自信を持ってお伝えできる最新情報(注:今日2018/10/12現在の!)です。
明日には古い情報になっているかもしれませんね^^;
情報検索の際は常に記事の日付を意識するといいですよ。
英語の指導法には大きく分けて二つの違いがある。
このポイントを理解して、EFL環境で効果的な指導を意識している先生の教室を選ぶといいですね。
教室のHPで確認してみましょう。
HPに書いていなければ、直接聞いてみましょう。
指導法について熱く語れる先生は信頼できると思いますよ。
EFL環境で効果的な英語の教え方のポイント
これをやるとネイティブの先生からは「きもちわるい」と言われます(笑)
red(赤)を普通に発音すると語尾の「d」はほとんど聞こえません。
それをこのように強調して聞かせます。
日本人にとって音域の離れた外国語である英語の発音は、ナチュラルに聞いてすぐにまねできるものではありません。
実際私の教室に通う子どもたちには、このくらい強調した音を聞かせると、ちょうどよくナチュラルな英語の発音でリピートしてくれます。
もう一つ、はっきりと語尾の音を聞かせておかないと、あとでスペルを覚えるのに困るのです。
「れっ」と覚えてしまったらREDの「D」が書けないし覚えられないのです。
なので、英語の習い始めには語尾を強調した音を聞かせるのが効果的です。
もちろん、語尾が弱化した発音も同時に聞かせます。
Red please!とか
Can you find red?など
フレーズとして聞かせるときには、自然に弱化する音や、音と音がくっつくナチュラルな発音で聞かせます。
学習が進むと弱化した音も聞こえるようになってきます。
文字を教えたいときは、フレーズであっても、すべての単語をはっきりと強調して聞かせることもあります。
状況判断して瞬時にどちらの発音で聞かせるか意識して使い分けます。
ママがここまでできる必要はありません。
はじめての単語を教えるときに語尾まではっきりと強調して発音する。
これだけできれば上等です。
これもできなくても、このサイトの音源を使えばOK♪
ママが完璧な先生になる必要はないのです。
それだけ意識していろいろな教材を楽しんで使ってみてください。
英語指導のポイントと英語教室の選び方まとめ
毎日4~5時間、英語漬けの学習環境があるならナチュラルな英語だけで学べるかもしれません。
他にもいろいろな要素はありますが、普通毎日英語の学習時間を何時間もとれますか?
ネイティブの先生のレッスンを毎日4~5時間受けるお金はありますか?
通常の英語教室のレッスンは週に1回です。多くて週2回。
たったそれだけの時間でいかに英語を身につけるか。
勉強熱心な先生は常に工夫を凝らしています。
そんな熱心な先生の教室が見つかるといいですね♪
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