子供にご褒美は効果がある?ポイント制度を活用して楽しく実践しよう!
子どもへのご褒美はやり方次第で効果が上がりますが、逆効果なこともありますね。
効果を上げるご褒美のポイントについてまとめてみました。
ご褒美が否定される理由
教育者の中には学習にご褒美を与えることに否定的な方も少なからずいます。
一番大きな理由は、ご褒美が目的になり自主的に学ばなくなるからです。
ご褒美なしには何もやらない子になる、と言う人もいます。
これは極論だと思います。
最初は些細なご褒美で張り切ってくれていたのに、だんだんちょっとのご褒美ではやる気にならなくなってしまうことはよくあります。
英語の指導に限らず、生活のさまざまなシーンで、子どもとご褒美の関係に悩むことは多いですね。
良かれと思ってご褒美をあげたら、子どもの思いがけない反応で右往左往なんてこともあります。
きちんと効果をあげようと思ったり、ちゃんとしつけになるようになんて考え始めるとだんだん面倒にもなります。
だから全否定、という人も現れるのでしょう。
ご褒美と目標の関係
まずは大人であるママにとってのご褒美ってどんなものを思い浮かべますか?
素敵な外食、旅行、服や靴、バッグ、アクセサリー、スイーツ、エステ。。。
私の場合は欲しいものがキリなく溢れてきますが、例えどんなに高価なご褒美を目の前にぶら下げられても、絶対に無理な目標を掲げられたらどうでしょう?
頑張ろうと思えますか?
2020年にオリンピック選手になれたらドバイ旅行をご褒美にプレゼントするよ。
はあ?ってなりますよね。
1週間、毎日10分のエクササイズを続けられたら1万円あげるよ。
どうですか?頑張れそうですか?1週間はきつい?では。。。
1日5分のエクササイズができたら、500円お小遣いをもらえる。
これならどうでしょう?
何かを頑張りたいときのご褒美は、大きなものよりも些細なもので、ちょっとの頑張りでできて継続できそうなこと、というのがポイントです。
子どもへのご褒美に一番効果的なもの
ここまでご褒美=お金や物という設定で話してきましたが、他にもご褒美となるものはたくさんあります。
ありがとうの感謝の言葉や「すごいね」「よくできたね」などの賞賛の言葉。
嬉しそうな笑顔、美味しそうな笑顔。
お金や物以上に嬉しくて、また頑張ろう、もっと頑張ろうという意欲につながるものです。
特に子どもにとっては大切なご褒美です。
このご褒美なしには何もやる気にならないと思いませんか?
「誰もほめてくれなくても、何も得るものがなくても、私は私のために頑張る!」
とかいうセリフもどこかで聞いたことがありますが、これも「私の喜び」「私の達成感」というご褒美があるから頑張るってもんですよ。
ご褒美なしには何もやらない子になる心配なんて不要です。
では、子どもにとって一番効果的なご褒美とは何でしょう?
まずはその場その場でのママの褒め言葉や笑顔のリアクションです。
わあ!すごい!
よくできたねー!
などなど
ママの素直に感動した気持ちをいろいろな言葉で子どもに伝えてあげましょう。
ポイント制度はダブルのお楽しみ♪
次に効果的なのはポイント制度です。
世の中どこへ行ってもポイントカードをいただきますね。
映画を6回観ると1回無料。
ドリンクを10杯買うと1杯無料。
などなど
ポイントをためる楽しみと、たまったときの特典をもらえる楽しみのダブルのお楽しみがあります。
手書きでもパソコンで作ってもいいので、ポイントカードを作りましょう。
おすすめは1枚に100マススタンプを押すマス目のあるカードです。
目で見て楽しい。
スタンプを押して楽しい。
数を数えて楽しい。(ついでに100までの数字も教えられちゃいます。)
100ポイントたまったカードが10枚たまるとママとパンケーキを食べに行けるよ♪
なんていかがでしょうか?
100ポイントたまるとコインが一個もらえるよ。
ビーズが一個もらえるよ。
子どもが集めたくなるようなちょっとしたものは100均でいろいろ見つかります。
スタンプもいろいろな楽しいスタンプが100均で売っていますから楽しんでそろえてみてください。
私が教室で使っていたのは、一辺10mmのマス目100個と大きなマス目1個。
100均で売ってる4連の小さなスタンプをいろいろな種類用意しました。
大きいマス目用に大きなスタンプも用意。
マス目には1から100まで数字も入れました。
このスタンプカードを使って、数字も徹底的に鍛えられます。
英語で数字を覚えたらお買い物遊びにも発展できます。
数字遊びはこちらの記事でご覧ください。
ポイント制度の効果的な使い方
前述の100ポイントのカードを10枚用意しましょう。
小道具としてカードをしまっておく封筒やファイルを用意するとヤル気アップにつながります。
色遊びや他のいろいろな英語遊びで何かとポイントがつくルールを適当に決めます。
ホワイトボードや白い紙にポイントをつけていき今日のポイントを集計します。
ここで足し算も仕込めますよ。
1日でゲットできるポイントは30〜40ポイントぐらいに調整しましょう。
3日で100ポイント貯まるぐらいがちょうどいいです。
英語でできるママは数字も一緒に英語で数えるといいですね。
数字をスラスラ言えると海外旅行ですごく便利ですから、ぜひ数字はママも頑張って一緒にやってみてください。
数字の上にスタンプを押していくので、子どもの目には数字という文字も目に入っており、効果的に数字を学べます。
スタンプを押すのは初めはママがやって見せましょう。
初めから子どもにスタンプを渡すと好き勝手に押してしまって台無しになります。
できればスタンプは隠し持っていて、ジャジャジャジャーン!っともったいつけて出して見せましょう。
Today‘s point time!トゥデイズ ポイントゥ タイム!
という感じで盛り上げましょう。
数字の1に押すときに「one(ワン)」と言います。
今日が前回の続きで33から始まるときは、「今日は33からだね」と言って、書いてある数字は一旦無視して、「one」から数えます。
今日のポイント分を数え終わったところで、「33に30ポイント足したから63ポイントになったねー♪」と言ってあげます。
英語で言える人はここもどんどん英語で言いましょう。
まだ全然理解できないかもしれないと思える2歳や3歳の子にもこのような声かけは重要です。
英語でなくてもいいので、生活の中での足し算やかけ算を言葉で語りかけてあげましょう。
詳しくは数字の感覚を鍛える遊びの記事でご紹介します。
さて、この調子で進めて100ポイント貯まったら、ビーズやコインなどがもらえるようなルールにします。
このビーズやコインも貯めておく小瓶や小さな宝箱などがあると気分が盛り上がりますね。
ポイントやちょっとしたご褒美、だんだん貯まっていくというお楽しみがあると毎日の英語遊びが待ち遠しくなります。
毎日楽しく取り組めるというのが一番大事なポイントです。
ご褒美の上手な活用まとめ
- 褒め言葉を上手にかけてあげること。
- 貯める楽しみとともにちょっとしたことやちょっとしたもので気分を盛り上げる。
- 高価な品や高すぎる目標はNG。
子どもがウキウキ楽しく取り組めるように、お手伝いや他の学習にもうまく活用しましょう。
ママも楽しくなることも大事です♪
It‘s up to you.
無理はしません。
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