子供のフォニックスの覚え方!学習の進め方を現役英会話講師が教えます!
フォニックスは英語が読み書きできるために欠かせないものです。
まずはフォニックスとは何なのかについて詳しくご紹介します。
またこの度、オンラインレッスン用のすべての教材シェアとレッスンプランのシェアをはじめました!
講座動画もすべてシェアします!
新教室の生徒募集と詳細も、3/19発売したばかりのこちらの本に書いています(^^)/
フォニックスとは
アルファベットの発音のルールのことです。
フォニックスを覚えることで、英単語のつづりを覚えるのが楽になります。
前回の記事も参考にしてみてください。
英語圏の子どもたちも、英語の授業で(日本では国語の授業に当たりますね)フォニックスを習います。
フォニックスを知らないと読み書きに困るからです。
昔英語が苦手だった人たちは、一生懸命英単語のつづりを丸暗記しようとしたのではないでしょうか?
丸覚えだけで英単語をすべてかけるようになるなんて無理です。
たまにルールに沿わない単語もあり、それは丸覚えするしかないのですが。
難しく長い単語ほどフォニックスのルール通りのつづりであることが多いのです。
フォニックスのルールを覚えると
- 初めて見る英単語を読むことができるようになります。
- 初めて聞いた英単語を書くことができるようになります。
- 英単語を覚えるスピードと量がアップします。
英語学習が中級、上級になる程、フォニックスのありがたみがわかるようになります。
フォニックスの学習の進め方
フォニックスのルールを初めから全部覚える必要はありません。
特に英語の習い始めや小学生までは座学でルールとして学ぶよりも、遊びやゲームの中で自然に身につくのが好ましいです。
まずは、自然になんとなく身につけて、後から系統立てて学ぶとしっかりと身に付きその後の学習に大きく役立ちます。
英語学習初級の段階では、丸暗記した方が良い単語も多くあります。
丸暗記する中で自然に発音とアルファベットの法則に気づくことも大切です。
初級から中級段階ですが例えば
- Fish(フィッシュ:魚)
- Finish(フィニッシュ :終える)
- Mushroom (マッシュルーム:きのこ)
- Shoes(シューズ:靴)
- She(シィ:彼女)
- Should(シュドゥ:〜すべき)
- Shall(シャル: 〜しませんか)
- Shell(シェル:貝)
- Shape(シェイプ:形)
- Shake(シェイク:振る)
などを覚えていくうちに「sh」は「シュ」と読む、発音するのだなと気付いたり。
※正確には「シュ」ではありませんが、カタカナでは便宜上このように表記させていただきます。下の音声を参考にしてください。
- Station(ステイション:駅)
- Dictionary(ディクショナリー:辞書)
- Conversation(カンヴァセイション:対話)
- Communication(コミュニケイション:伝達)
- Motion(モウション:動き)
- Portion(ポーション:部分)
などを覚えていくうちに「tion」は「ション」と読む、発音するんだなと気づく。
自然に気づいたものを後からルールとして学ぶととてもしっくりきます。
その逆にまずルールとして学んだものを実際に読んだり聞いたりする中で確認していくことも悪くはありません。
どちらにしても、いいタイミングで学ぶことが学習効果を高くします。
上記の例は中学校の教科書レベルの単語です。
丸暗記が得意な小学生までによりたくさんの英単語を丸暗記し、中学生ぐらいでフォニックスのルールを改めて座学で学ぶととても効果的です。
ただし、中には左脳の成長が早い子どももいます。
左脳の成長が早い、又は優位な子どもには丸暗記が苦手な場合があります。
そのような時は、早めにフォニックスのルールを教えてあげることで、英語学習が楽にスムーズになります。
大人の英語の学び直しの際も、まずはフォニックスのルールから学ぶと学習スピードが上がります。
一般的に大人は左脳優位になっているからです。
たまに右脳優位な大人の方もいますのでケースバイケースですね。
基本のフォニックスルール
Aa~Zzまで、1つのアルファベットと1つ~2つの単音の組み合わせです。
代表的な一つだけをA~Zまで順に発音するとこのようになります。
これらの音は楽しくゲームで身に付けちゃいましょう♪
小学生までに押さえておきたいフォニックスルール
Silent E(サイレント イー:静寂のE)
次の単語に共通点は見つけられますか?
- Cake(ケイク:ケーキ)
- Tape(テイプ:テープ)
- Name(ネイム:名前)
- Hate(ヘイト :憎む)
- Lake(レイク:湖)
- Same(セイム:同じ)
- Take(テイク:取る)
- Vase(ヴェイス :花瓶)
- Wake(ウェイク:目覚める)
全ての単語の最後に「e」がついていますね?
そしてこの「e」はどれも発音しません。
発音しないけどつづりの中にはある。
だから「静寂のE」Silent E(サイレントE)と呼ばれています。
サイレントEが単語の最後にある時は、その手前にある母音(aeiou)はアルファベット読みにする、というルールです。
- Aには「エイ」というアルファベット読みと、「アー」という読みがあります。
- Eには「イー」と「エ」
- Iには「アイ」と「イ」
- Oには「オウ」と「ア」
- Uには「ユー」と「ウ」
これらの文字は単語の最後にサイレントEがある時は前者のアルファベット読みをします。
このルールを知っていると下記の人の名前も読めますね。
Kate
Mike
Jane
どうですか?
ケイト
マイク
ジェイン
と読めましたか?
小学生までにこのサイレントEだけでも知っておくといいですね。
市販の教材としては「mpi松香フォニックス」のものがお勧めです。
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次の記事ではフォニックスを楽しく遊びながら身につける、幼児から小学生向けのカード遊びをご紹介します。
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