中学生・高校生が自分で学ぶようになる指導とは?行っては戻る回り道!

中学生・高校生が自分で学ぶようになる指導とは?行っては戻る回り道!

英語に限らず、勉強は自ら計画して学ぶようになってほしいですね。

どのように指導したら自ら学ぶようになるか考えます

その第一歩の時間計画の指導についてはこちらの記事をご覧ください。

前回の記事:中学生高校生が自分で学ぶようになる指導とは?指導の注意点も

今回は、その続き。

時間計画の指導の具体例についてお話しします。

この度、子どもの指導について本にまとめてみました!

英語指導を通して、自分で人生を設計して豊かな人生を送る力を身に付ける指導とは!

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中学生高校生が自分で学ぶための時間計画忘れない工夫

一旦立てた時間計画も、その通りに実行したのは2週間、3週目には忘れ去っている、ということはよく起こります。

宿題をやってこないのですぐわかります(笑)

この場合、本人に聞くと宿題をできなかった理由をあれこれ話すのですがどれも辻褄が合わないのです。

1週間の間、1日も英語の勉強ができる日がなかった、というのは変です。

どう過ごしていたのか?計画表見て、英語を勉強する時間だなと一回でも思わなかったのか純粋に不思議に思いませんか?

すっごい不思議なんだけど?と子どもにいうと、あっ!という顔をするのです。

計画表の存在から忘れていた、ということがそこでわかります。

机の引き出しにしまっちゃったりするわけです。

もう毎日同じだし覚えてるからいいやって、しまってしまうんですね。

考え中

人間て不思議です。

目の前に見えていない約束事や自分で決めたルールはたやすく忘れてしまうんですよね^_^;

なので、もう一回机の上に貼っておくよう念押しします。

このパターンは、何回も繰り返します

宿題を忘れてくるというサインで一発でわかりますが、モチベーションが下がっている時も同じですね。

いつもやる気いっぱいで頑張れるといいのですが、そうならないのが人生ってもんです。

ポイント
元気とやる気がなくなる原因は毎日様々起こります。

それでもやると決めたことは何がなんでも頑張ってやり遂げる!という強い意志が必要です。

それがあれば忘れなくなります。

では、その強い意志が持てるように、指導者として大人として子どもたちに希望ある未来を見せてあげたいところです。

まあそこは自分にできる範囲のことを見せてあげるとして、未来に希望や目標を見つけるのは本人です。

未来に希望も目標も見つけられないという中学生には、それを見つけるためにいろんなことを体験しているところなんだよ、という話をします。

ほんの些細な希望や目標でも、それを意識して過ごすだけで今日という1日が違う1日になるよ、例えば明日美味しいプリンが食べたいなあ、とかね。という話でハードルを下げてあげることもします。

その上で、意志の力に頼るだけではない、やるべき勉強を忘れずにやる工夫も一緒に考えます。

計画表をトイレにも貼っておくとか、部屋のドアに貼っておくとか、スマホでアラーム鳴らすとか、一緒に考えればアイディアもたくさん出てきます。

ポイント
出たアイディアは必ず試してもらいます。

作った計画を忘れずに実行する。

それは結構難しいことですが、あれこれ工夫しながらやろうとすることから始める!ですよ。

中学生高校生が自分で学ぶための時間計画の見直し

ビジネスでは常識のPDSA

Plan Do Study Act 計画 実行 研究 改善をグルグル回していくというものです。

このサイクルを回していくために時間計画を見直しします。

最初に作る時間計画は甘いものにしておくのもいいし、厳しいものにしてもいいです。

ここには子どもの性格もよく表れますね。

宿題計画表

1週間実行してみてどうだったかを振り返ってもらいます。

例えば、朝登校前に30分ぐらい時間があった!とか。

10分で夕飯食べてすぐ勉強!はできなかった!とか。

夕飯は家族とおしゃべりしながら結局1時間ぐらいリビングにいた、など。

それを踏まえて、もう一度計画表を書き直します。

計画表には英語の宿題の課題も細かく書き入れていますので、そこも同じく見直します。

これだけやると決めた内容と分量が難しくて思ったより時間がかかった。

あるいは、結構短時間に終わってしまった。

それを踏まえて、今週の宿題課題はこのくらいに減らそう、増やそう。

そして2つ目の時間計画表を1週間実行してみて、次のレッスンでまた見直します。

これをしばらく繰り返して、生活にぴったりのパターンに収まっていくのです。

基本のポイント
★スピード重視★
1.定規は使わない
2.消しゴムは使わない
3.きれいに書く必要はない

宿題計画表の例

ポイント
初めは1週間の時間割から宿題の内容まで手取り足取り一緒に作ります。
ポイント
2回目からは自分でやらせてみて、足りないところをアドバイスしたり、一緒に考えたりして寄り添います。

そして独り立ちしてもらえたら卒業です。

というのが理想ですが、残念ながら最後まで宿題をしてこないまま卒業した子もいます。

指導の到達目標というのは、子どもが望まない限り、それは指導者の欲であると思います。

しかし、英語を学びたいという気持ちで教室に通ってくれる子どもには、私ができる限りの指導で関わり、成長してもらいたいと願います。

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中学生高校生が自分で学ぶための時間計画の未来そして今

英語教室なので、英語を指導するための時間計画の指導ですが、これができるようになると、英語以外のことにとても役立ちます

まずは他の教科も同じように計画し実行、研究、見直ししていけば効率よく学べるようになります。

宿題の内容を自分で決めるにあたっては、使用している教材が全部で何ページあって、試験日の1ヶ月前までという期限を決め、逆算して1日に何ページ進めるかという計画の立て方をします。

ポイント
計画の見直しは随時行います。

思ったように進むこともあれば、止まることも、思った以上に先に進むこともあります。

自分で学習目標に向けて学習計画を立てるという能力は、社会で働き始めたら必須の能力です。

仕事となるとお勉強よりももっと内容が多岐にわたり未知のものがいっぱいですが、それを調べたり人に聞いたりして能動的に働けば仕事はより楽しいものになります

学校のお勉強は、一見つまらないものですが、勉強そのものが創意工夫をする練習になっているのです。

生活も創意工夫があるから楽しくなるしハリも出ます

今、人生がつまらないと感じていたら、楽しむための時間をひねり出すために時間計画をしてみるといいです。

子どもたちも、この時間計画作りで「何をしている時間が楽しいか」ということに気づくことがあります。

その楽しい時間を心から楽しむためには、他の時間をどう使えば、どう過ごせばいいか計画するのが時間計画です。

子どもたちだけでなく大人にもオススメです。

今を楽しむために、未来を楽しくするために、今これを頑張るのだと折につけ子どもたちに話して聞かせます。

自分で計画したことを頑張って結果が出たときの子どもたちのうれしそうな誇らしい笑顔にいつも励まされます^^

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